彼が、恋をしない理由。


「ちょーっと!蓮!?今まで何してたんだよ~」

「・・・・・」

「彩葉・・・」

「なんだ!仲いいんじゃんか」

奏くんは笑った。凌は少し困った顔をしていて、わたしは少し胸がいたんだ。
蓮は何も言わずに、いつまでも頬杖をついて外をみていた。

「蓮、お前少しは反応しろよ」

「なんだよww」

奏くんに向かって、蓮は笑いかける。
私をチラッと見て、私と目が合うと笑顔が消え、目をサラっと逸した。

ズキン

胸に、重い刺激が走っていく。
どうして、私を見てくれないの?

「奏くんは、どこで蓮と?」

「ん?あぁ俺?中学んときにはいってた陸上のクラブでね」

「へぇ~!!」

「奏、あのあともクラブ続けてたんだ!?」

横から、凌が口を挟む。
え、あのあとも!?

「あのあとって・・・??」

「私ね、奏と同じクラブに入ってたの。でも、やめっちゃってね」

「そうそう、あのあとに連が来たんだよな」

「そうなんだ!」

「さすがに今はやってねーけどよ。俺ら結構活躍してたんでぜ、、、なぁ蓮?」

ふふんっ、と奏くんは自慢げに私たちを見た。
わたしたちが若干困り気味の顔で、奏くんを見つめていると






「お前の活躍じゃねぇ、全ては俺様のおかげだw」









・・・・( ^ω^)・・・


「ぶっ、はははははは!」

「ちょっと蓮くん、何それっ、あはははは!」

「でもお前、あの日の朝遅刻したよなw集合時間の3分前に起きてww」

「えぇ~!?そうなの蓮!?」

先生が教室に来るまで、教室には私たちの笑い声がいつもでも響き渡っていた。