彼が、恋をしない理由。


「も、意味わかんないっ」

ぽろぽろと出る涙をこすった。
奏くんはニヤニヤとしている。

こんな顔、蓮に見せられないよ・・・!

「ご、ごめん!私塾あっ、たんだ!これ、私の分のお金、だか、ら・・・お釣りはいらない!!」

バタバタとバックに荷物を詰めて、財布のなかに入ってたお札を適当にとって、テーブルの上に乱暴においた。

「ばっ、バイバイ」

はぁ、はぁ・・・!
もう最悪。なんであんな些細なことで泣いちゃうんだろう・・・
もちろん塾なんてない。
どうしよう、、みんなに嘘ついちゃったよ

帰ってから、私はベットに直行。
凌にメールした。

≪今日は、先帰っちゃってごめんm(__)m
 蓮に会えたことだけでも衝撃だったのに、なんかもう頭ぐちゃぐちゃで(^^ゞ
 幸せを感じたっていうか。。。
 それで・・・塾行ってるって嘘ついちゃったんだ
 ホントごめん・・・≫


素直な気持ちだった。
私は少し安心して、そのまま寝てしまった。