彼が、恋をしない理由。


「げっ、奏くん!?」

「げっ、てのはヒドイなぁ、彩葉ちゃん・・・・で、凌ちゃん?誰が腹黒だって?」

にやり、と凌を見つめる。
凌は、ふかーくため息をつく。

「あれ?蓮?」

「さぁ~すがは彩葉ちゃん!気づくのがお早い」

にこりと笑い、手を数回叩く。
そして私に囁いた

「顔、赤いよ?」

私の鼓動はドキンドキンと、大きく高鳴った。
顔がだんだん熱くなり、両手で顔を隠すも手に熱さが伝わり、体中が火照っていく。
その様子を見た奏くんは、さらに満足そうに笑った。