「か…加菜恵っ!ケーキ食えよ!な?;;」



「煩い」



「はい…;;」



加菜恵を止められなかった倉元は、私と由斗を見て苦笑。

由斗は狙われてた自覚がなかったのか、落ち着かず、視線をキョロキョロさせてる。



「別にね、彼女持ちに惚れても良いのよ?恋愛は自由なわけだし。
でも私、親友だけは泣かされたくないの」



「…泣かないと思いますよ。花音さんは」



「は?」



加菜恵の眉間にシワが寄る。

紅葉さんは大人しいようで、キツい性格な様子。