「よし、休憩終了。もう少し、待っててな」



加菜恵の頭を撫で、和の中へ戻って行く倉元。

由斗は投球練習に夢中で、休憩をしてない。

近くに居た、同級生のサードに良く居るメンバーに、「水分補給させて」とお願いして、自分も鞄からペットボトルを出してお茶を飲む。

由斗から野球を奪ったら、どうなるか。

体調管理もして貰いたい。

私も彼女らしい部分があるもんだ。