「あ、そうよね。由斗君、頑張って!」



「ありがとう」



握手を交わす2人に、爆発しそうになる。

外まで見送るフリをし、紅葉さんを呼び止める。



「看護師さんに、噂されてましたよ?またここに居ると」



「ん?それで?」



「貴方がどんな噂をされても良い。けど、由斗までそのネタに関わらせるような行動しないで下さい。笑い者にはされたくないので」



嫉妬してるの丸わかり。

でも、黙って居られなかった。