キミと一緒に。【完】

「加菜恵。ちょっと、待ってて」



「え?どこ行くのよっ!」



体育館前で、携帯を弄ってる弟の新太ーアラターを発見。

久々に顔を見ておこうと、思ったんだ。

駆け足で近寄り、後ろから後頭部に鞄を叩き付けた。



「――った!!;;」



「あっ君、元気?」



「“あっ君”て呼ぶなよ、ノンたん」



「痛くも痒くもないわぁ」



私の母親は昔、みんなをあだ名で呼んで居た。