喫茶店を出て、由斗のリクエストのたこ焼き屋さんへと来た。 「そんなに食べて、お昼ご飯ちゃんと入る?」 「楽勝!」 店先に置かれたテーブルにたこ焼き二パックを置き、椅子に腰掛けた由斗。 正面に座り、私も食べるも熱くてなかなか進まない中、バクバク食べてる。 「ねぇ?」 「ん?」 「無理はしないでね」 肘が痛むのか、左手で爪楊枝を持つ姿に、私は胸が痛む。