キミと一緒に。【完】

いきなり話を振られ、戸惑いながらも、“好き”だという事を、遠回しに言う。



「そっか。ついに、初恋か!」



「や…初恋ってわけでも;;」



それなりに、幼稚園の時にお気に入りの男の子が居たりしたわけで。

由斗が“初恋”と、断言は出来ない。

倉元の声が聞こえ、選手が戻って来たとわかり、話を中断し、私もみんなを出迎えに行く。



「由斗!」



最後に入って来た由斗は、俯き、私に気付いてなかった。