お店を出て、隣にあったたこ焼き屋さんでたこ焼きを購入し、2人で分け合う。



「鹿波、進路どうなってんの?」



「無事にお声も掛かって、ドラフト待ち?らしいよ。良くわからないけど。倉元は?」



「右に同じ。“由斗とライバルになる”って、バッテリーが組めなくなるのを寂しがってたわ」



「でも、プロになるんだよね…」



「どうなんだろうね」



まだ理解をしきれてない私たち。

でも、由斗も倉元も、夢に大きく近付いたんだ。