由斗と腕を組みながら歩いてると、駅から2ケツして来たらしい加菜恵と倉元が現れた。

チリンチリンとベルを鳴らして来た倉元には、「朝から近所迷惑!」と、加菜恵の雷が落ちた。

空は快晴だけどね。



「朝からラブラブね」



「加菜恵だって、倉元の背中にくっついてたじゃん?」



「落ちたら困るもの」



…まぁ、確かに。

由斗と加菜恵と並んで歩きながら、「待てよ」と、自転車を押しながら追い掛けて来てる倉元を無視。