キミと一緒に。【完】

身体を起こし、ベットに凭れながらテレビを見つめる。

偽物とわかってて、何が怖いんだろうか。

掛け布団を膝に掛け、このまま寝ても良いやと思ってると、隣に由斗が来た。



「目蓋が重そうだな」



「うん…」



背中も痛くなり、由斗の肩に頭を預ける。

2人で一つの布団にくるまり、時々、欠伸しつつテレビを無心で見てると、どうやらクライマックスを迎えたらしい。