学生結婚を否定しつつ、隣を見ると、由斗がぶつぶつと言ってる。



「どうしたの?」



「いや、親父は二十歳で結婚したなーって」



「鹿波の親父さん、何歳だよ;;」



「39です」



「…私と違って、孫はまだ早いわね;;」



…私を見るな!;;

母親の視線に、恥ずかしさを覚える。

私はまだ、結婚はしない!

だから子供はまだ!

そんな私のお姉ちゃんは、出来ちゃった結婚なんだけどね…。