お座敷に連れられ、私は由斗と並んで座る事に。

メニューを聞こうと、片膝を付き、悩んでる由斗と由斗のお父さん。



「お前、いつの間に親公認なんだよ?」



「今日から;;」



こそこそと訊いて来た兄貴に、私も小声で返す。

決まったらしく、由斗が注文して行く。

兄貴はデンモクのタッチパネルをスムーズに押し、確認を取った。



「ではお飲みから、お持ちしますので、お待ち下さい」



兄貴のこういう姿は、何だか新鮮だった。