「来るなら連絡してよ!」



「“驚かせてやろう”って、慎吾君と話してたんだよ」



「慎吾さん、意外と意地悪なんだね」



母親が開けたお土産の一つのお饅頭を手に、お祖母ちゃんが淹れてくれた温かいお茶を飲む。

ベタにクリスマスイブに入籍を決めたらしいお姉ちゃんからの手紙を受け取り、そそくさと開く。

ついに日取り、決まったんだね。

私が叔母さんとなる日、近かったり?