生憎の雨となったある日。

縁側に室内用の物干し台を用意し、洗濯物を干して行く。

山の天気は変わりやすい。

迷信とも思ってたけど、本当らしい。

ものの30分前は、晴れてたし。



「花音ちゃん、お母さんと竜君が来たよ」



「来たの!?あ、あぁ…すぐ行くね!」



途中だった洗濯物を干し、空になったカゴを持ちリビングに行くと、2人は「いきなりごめん」と、お土産をテーブルに広げながら、座って居た。