「警察には今、連絡したから。
救急車もすぐ来る」



「許せねぇよ!新太も花音も……何でだよ!」



「落ち着きなさい、竜也。花音の気持ちも考えなさい。竜也の怒りで、思い返しちゃうでしょ」



朝陽が昇り始めた朝の6時。

お姉ちゃんたちも来て、部屋から出た。

シャワーを浴び、濡れた髪の毛から滴が落ちて、肩に掛けたタオルに吸収された。

母親が目覚めず、病院へ運ばれる事に。