耳、首筋と、唇と舌が交互に這って行く。

怖いけど、この先に行きたい。

こんなにも、快感だったなんて。

幸せだったなんて。

どれだけ、贅沢を無駄にしてたんだろう。



「あ、っ…由斗…」



Tシャツの中へ入れられた手が、下着の上から胸を捕らえ、強く掴まれた。

声があまり出ないように手を噛んで堪える。

でも、そんな私を苛めるかのように、焦らしながらも刺激を与えて来る。