「慎吾さん、由斗君。そして真夜ちゃん…。これからも、仲良くしてあげてね……」



「…ちょっ、お袋??」



「竜也君、寝かせてあげよう」



テーブルに頭を乗せた母親は、お酒が入った事もあり、眠ってしまった。

リビング横の和室からタオルケットを持って来て、母親に掛ける。

寝顔まで幸せそうで、目が合った兄貴と頷き合う。



「良かったね、お母さん…」



もう、大好きじゃ足りない。

…お母さん、愛してるよ。