「新太は……まぁ、嫌でも数年は一緒に住むから良いとして」



「そうだけど…;;」



「竜也も、最初は慣れないと思うけど、仲良くしてあげてね?」



「あぁ…;;」



胸の痞(つかえ)が取れたかのように、スッキリとした表情をした母親。

呆れ、反対しようにも幸せそうで、私たちは賛成するしかなくなった。

母親の笑顔、幸せは宝で。

大好きなんだもん。