ケーキを3人に褒めて貰い、上機嫌で冷蔵庫にしまってるお姉ちゃん。



「良かったね」



「花音のお陰よ!」



「実力だよ」



お姉ちゃんは、あまり料理が得意ではない。

でも、私が口で説明しただけで出来たんだ。

これは、潜在能力なのかも知れない。

出来ないじゃなくて、やらなかっただけの事だと思う。



「のんちゃん、飾り付け見てよ」



「あ、はいっ」



私は慎吾さんに呼ばれて、キッチンを出た。