キミと一緒に。【完】

由斗から解放され、私たちは、早目にお昼ご飯を食べる事にした。

お店の並ぶフードエリアに行き、焼きそばやたこ焼を買って、テーブルに着く。



「腹筋、割れてたんだね」



「自慢の腹筋だ!」



そこで初めて知った。

倉元の腹筋が、六つに割れてる事を。

由斗の事は、知ってたけど。



「室岡は…凹んでは居るな」



「何。私への当て付け?」



倉元の一言に、また加菜恵がキレた。