「鹿波なら、プロになれるよ。
私も、花音と同じように願ってるから」



「加菜恵、ありがとう」



「うんっ」



加菜恵と手を取り合い、倉元にちょっかいを出しに行く。

由斗がプロになったら、もう天下を納めた気分になるかもね。

大きな大きな夢だもん。

大切に育てて、叶ったら良いね。

由斗の夢が一つでも多く叶う事、願ってる。



「ちょっ、疲れた…;;」



「体力つけろよ!」



…倉元、転けてしまえ!!