キミと一緒に。【完】

驚いてる倉元は、この際シカトで良いや。



「新太?何が――…」



「のんたん、俺…ピンチだよ!」



遮られたし、どう見てもピンチじゃなさそう。



「お前な!そういう時は、お兄様を頼れ?」



「兄貴に頼っても、ろくな事ないんだけど」



…我が弟ながら、それは失礼でしょ;;

苦笑しながら新太を見ると、抱き着かれた。



「な、な、室岡…!;;」



「花音の弟だから慌てないで!」



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