私の家と美弥の家はすぐ隣



私は美弥の家に行って

このことを話した



「・・・悪質ないじめだね」



「美弥、どうするの?」



「どうもしない。

 このメールなら、無視するだけでしょ?

 何もしてこないみたいだし、

 今は気にしないから大丈夫だよ」



「でも・・・先生に言わなきゃ!」



「言っても、証拠がない。

 下手に話を大きくしたら玲奈も

 目ぇつけられるよ。

 だから、ちょっとの間、

 私に話してこないでね?絶対」



ニッコリと微笑む美弥



「・・・何かあったら、

 絶対私に報告してくれる?」



「うん。ありがとう。

 ほら、早く帰りなよ。危ない」



そう言って、微笑む美弥



この時、私が先生に言えばよかった