「マジであり得ない!

 誰か!先生呼んできて!」



「梓ぁ・・・

 私がそんな過ち犯すと思う?

 今までてめぇがしてきたこと、

 録音テープ・撮影・写真・・・

 全て見せたら、教育会に訴える

 らしいけど・・・

 どうするつもりなの?」



「・・・っ!!

 おい!カナハ!助けて!」



カナハと呼ばれた人は、

私を見て、急いで逃げ出した



「・・・まぁ、当たり前だよね。

 死にたくないし、訴えられたくない

 そんなものだよね。

 今逃げたら、許してやるよ?

 他の奴は、だけどね」



微笑みながらみんなに伝える



すると、そこにいた2組全員が

すぐに逃げ出した



「あ~あ、みんな逃げた。

 誰も助けてくれないって」