☆美弥side



文化祭は、終わった



あっけなく、守ってきたものを

壊してしまった



謎の先輩に、

ああいわれたから・・・

もう少しだけ、生きることにする



あと、残している仕事が1つ



家に着いた私は、ある人に電話した



『・・・まさか美弥から電話かかると

 思ってなかったなぁ・・・』



「・・・そっちこそ、出ると思わなかった」



『で、どうしたの?

 イジメは、まだ始めないよ?』



電話の相手、梓が小さく笑う



「・・・イジメなんて、どうでもいい。

 ただ・・・最後に1つだけ、

 梓に仕事頼んでもいいよね?」



『仕事?』



「・・・音楽の先生、どうにかして」