「いいと思う。

 それくらいで怒らないだろ」



茶髪の・・・奏多さん?が

そう言うと、

黒髪の人が、優しく涙を拭いてくれる



「こんな楽しい日に、泣くなよ」



「・・・すみ、ません・・・・・・」



不機嫌そうにする黒髪の人に

素直に謝る



「謝れって、言ってるんじゃねぇよ。

 ・・・って、あれ?お前って・・・」



「あ、キャバホスの子?」



黒髪の人より先に、

奏多さん?が言う



「はい、そうです・・・」



「やっぱり!

 女の子の姿も、可愛いな」



爽やかに、微笑まれる



「・・・そんなことないです」



「・・・まぁ、何で泣いてるか知らねぇけど

 泣きたいことあったら、バスケしろ。

 嫌なことくらい、忘れるぞ?」