「・・・どうする?」



「どうするって、そりゃあ・・・

 強行突破に決まってるだろ?」



「・・・雅弥はそうだと思った」



ネクタイを緩めながら

1人の女の子に近づく



「俺、遊びに行きたいけど・・・

 君は遊びに行くと、俺以外の人に

 さらわれちゃうよ?ここにいて」



耳元で、ささやく



「・・・わかった」



私、男の方がモテるかも?

とか思ってみたり・・・



雅弥の手を引いて、

教室を出る



この時、雅弥と一緒にいなければ



その気持ちが、

いまでも沢山、残ってる