「・・・あんた、男はきゃばの方へ

 行く決まりだけど?」



少し、気まずい気がして

顔をそむける



「まぁ、いいじゃん。

 沖田から伝言、少し遅れる

 だ、そうです。何のこと?」



私のジュースを飲みながら聞く

雅弥



「・・・一緒に廻る約束したの」



「・・・そっか。

 沖田、遅いらしいし

 俺と廻るか?どうする?」



目を合わせずに雅弥が言う



「一緒に廻る人いないなら」



「じゃあ行こうぜ」



「えー!MIYA行くの?」



「雅弥もー!

 私と一緒に行こうよー」



周りが、ざわめき立つ