蒼空模様




「誰かと一緒に廻る約束してる?

 もしアレだったら、俺と廻る?」



「ちょうどそのこと考えてたんだよね。

 ・・・ってか、私誘うって、よっぽど暇人」



頷きながら呟くと、

髪をクシャクシャにされた



「わざわざ誘ってやったんだよ!

 ありがたく思っとけ」



「はいはい・・・

 彼女のいない沖田様

 わざわざありがとうございまーす」



そう言うと、

また髪をクシャクシャにされた



「お前は本当に・・・」



沖田とふざけあってる時、

3人の女の子がこっちを見て

囁きあってるのが見えた



「・・・沖田、あれ知り合い?」



「は?知らないけど。

 4組とか、ほとんど行かないし。

 お前が知ってるんじゃねえの?」



「知ってたら、聞かないよ。

 ・・・ひそひそ話とか、マジ嫌ですけど」



聞こえるように言ってみる