蒼空模様




背が小さいから、

先生を見上げて、首をコテンと倒す



「「・・・・・・っきゃぁああああ!!」」



同じクラスの女の子が声をあげる



「・・・ほら、

 何も心配しなくて大丈夫」



ウィッグを外しながら先生に言う



「・・・先輩がお前選んだ理由がわかったよ」



それだけ言うと、

先生は肩を落として教室を出て行った



「楽勝」



明日はいよいよ文化祭



あ、一緒に廻る人決めてなかった



誰と廻ろうかな・・・



「美弥ー!お前、明日どうする?」



そんな時、同じクラスの沖田に

声をかけられた



「どうするって、何を?」