本当に、悲しそうに
それでも笑う雅弥
雅弥には、
そんな顔させたくなかった
好きだけど、
本当のことは言えない
「・・・私も、ありがとう。
私が好きになるとしたら、
雅弥みたいな人だよ。絶対」
「当たり前だろ。
超絶いい奴だからな?
変な言い方だけど、これからも
ずっと友達、ってか仲間ってことで」
笑顔で、
片手を差し出される
大好きだよ
ごめんね
私はその手を握り、
真っ暗の中・・・
雅弥に気付かれないように泣いた
私の初恋は
あっけなく、自分で終わらせた―。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…