「違う!!俺はネコではないっ」


「だってネコじゃん」


あたしがそう言うと、レオはあきらめたらしい。


ため息をついて話し始める。


「……これには、事情があるのだ」


「へぇー。どんな事情?」


と言いながら、あたしはお菓子の袋を開けた。


「おい、娘。まじめに聞いているのか!?」


あたしはお菓子を食べながら答える。