「じゃあ‥‥
なんでキスなんか‥‥」
「ごめん。
これで、あきらめて」
そこでふと、俺は気がついた。
バタン!
出て行く琴ちゃんの背中を見送りながら。
俺は思った。
俺の口が勝手に動いたのなら‥‥
俺があいつの事好きじゃないのなら‥‥
俺はなぜ、否定しなかった?
俺はなぜ、琴ちゃんを引き止めなかった?
あぁ‥‥
そっか。
俺の口が勝手にしゃべった事は、
間違ってねぇんだ。
なんでキスなんか‥‥」
「ごめん。
これで、あきらめて」
そこでふと、俺は気がついた。
バタン!
出て行く琴ちゃんの背中を見送りながら。
俺は思った。
俺の口が勝手に動いたのなら‥‥
俺があいつの事好きじゃないのなら‥‥
俺はなぜ、否定しなかった?
俺はなぜ、琴ちゃんを引き止めなかった?
あぁ‥‥
そっか。
俺の口が勝手にしゃべった事は、
間違ってねぇんだ。

