「総司は大丈夫か?」

 新八が出ていく後ろ姿を見ながら、俺に問いかけてきた。

「酒を飲み過ぎたわけではなさそうだし、調子悪いのかもな」

「どっか悪いんじゃねぇか?時々顔つきが変な時があるし」

「そうかもな。ちょっと気にかけておこう」

「あぁ」

 総司の心配をしていると、上座の方から、がやがやと声が耳についた。近藤さんたちだった。

「まぁまぁ、もう少し飲みませんか?」

 にこにこと近藤さんが芹沢さんに声をかけていた。

「いや、ここらあたりで帰らせてもらう」

「まぁまぁ、もう一杯付き合ってください」

 土方さんも声をかけていた。