「・・・うん。そうだな、あの人にも会わないといけないな。考えておくよ」

 左之は苦笑いしながらそう言った。

「そっか。じゃー、今からどうしよっか」

「そうだなぁ」

「そういえばさ、近藤さんのお墓って他にもあったよね。そこに行く?」

「悩んでしまうから真沙美に任せるよ」

「了解」

 再び新撰組、近藤勇の墓、と検索した。

「んー、ここから行くならここがいいかな。左之、東京行こう」

「東京って真沙美と会ったところじゃないのか?」

「うん、そう」

 つい最近行ったはずの東京がもうだいぶ前のことに感じた。