そうだ、メールでも入れてみようか。 



 誰にしようかなぁ。夏休みに入って誰からも入って来てはいないメールボックス。 


「やっぱり止めとこう。みんな忙しくてメールどころじゃ無いんだな、きっと」 

 私は、握り締めたままの携帯をポケットにしまった。