深夜0時を過ぎても眠れるような気がせずに、亜美菜はずっと天井ばかりを眺めていた。 

 恋って、こんなもんなんだろうか。

 亜美菜が夢見た恋は、練乳が掛かった白いかき氷が夏の陽射し溶けるような、そんな甘ったらしくてどうしようも無いような、そして誰にも邪魔されることがない二人だけの関係。それが恋だと思っていた。


 恋なんて、私にはまだ早過ぎるよ・・・・・・・