「遅くなってごめんね~!朝比奈先生、迎えありがとう」
「あ、いえ…」
いきなり入って来たことで、
一気に気持ちが乱れ、
少し緊張してしまう。
気持ちがバレていないか、
急に心配になった。
「矢野、何してんの?」
「うっせぇな、関係ねぇだろ」
矢野くんはうっとうしそうに
声を出すとそっぽを向いて
机を蹴った。
「暴れないの。さっき校長と話したんだけど」
何も悪くないのに。
やっぱり処分、されるのかな。
「状況が状況だったし、相手からだって言っても殴るのはよくない。分かってるよね?」
何も答えない矢野くんに、
担任の先生は言葉を続けた。


