ガタンゴトン、と揺れる車内。 隣には静かに寝ている隼人。 12月24日。 クリスマスイヴに電車に揺られる あたし達。 目的地は、あたしの地元。 「隼人、もうすぐ着くよ?」 「んー」 何故地元に向かっているか。 それはあたしの母親が原因で。 それはそれは、数日前のこと。