「おいこら、お前たち!何やってんだ!」
そこに、警察の人が入って来て、
3人組は慌てて走り去って行った。
「とりあえず話聞くから、着いてきなさい」
何も悪いことしていないのに、
あたしたちだけが、
警察署に連れて
行かれることになった。
あたしは、自分に何をしてるんだ、
と責めながら隼人の手を握って
パトカーに静かに乗っていた。
「お疲れ様でした」
またここに来るとは、と。
1人待合室で彼を待つ。
あたしと隼人は署に着くと、
別々で取り調べが終わった。
傷がある隼人に比べて、
あたしは無傷だったことも
あったからか、
出来事を聞かれただけだった。
あたしは事の始まりから
全て話し、隼人が悪くないことだけを
強く主張した。
その場にいた人にも
話を聞いていたのか。
あっさり理解してくれ、
あたしは待合室の方に通された。
「なーにしてんだろ、あたし」
1人そう呟きながら、
まだ来ない隼人のことを待った。


