「矢野!大丈夫か!」
みんなが隼人に近寄る。
隼人は心配させまいと、
笑って傷口を拭く。
「何ともねぇよ、かすり傷だ」
絶対、どう見ても
かすり傷なんかじゃないのに。
血がたくさん出てて、
痣も少し出来てるのに。
「何してんだてめぇら。早く机とか戻せよ、客来るぞ」
「お、おう。みんな早く元に戻そうぜ!」
土屋くんは隼人の言葉を聞いて、
仕切り、何とか場を元の状態に戻した。
「みんな、ごめんね!先生…何も役に立てなくて」
あたしは教師なのに。
守ってもらっちゃって。
怪我までさせちゃって。
情けない。
「良いって、先生!」
だけど2組の生徒は。


