「あ?何だ、おめぇ」
先を歩いていた男たちも戻って、
声をかけた隼人を睨んでいる。
あたしは、小さく隼人の
袖を引っ張り。
「やめてよ」
喧嘩を止めようとした。
でも、聞く耳持たずで。
「お前ら何してっか、分かってんだろーな」
隼人の顔はキレていて、
今にもふっかかりそうな勢い。
そんな様子を見てか、
土田くんやその他の男子も
ぞろぞろと隼人の後ろにつく。
「分っかんねーな。何だ、お前ら。俺達の先生に手を出すな、って?」
1人が言った言葉に、
他の4人が大笑いする。
簡単なちょっかいに、
隼人たちは更に奮闘する。
「るせぇよ。お前らにやるもんは何もねぇ。さっさと出てけ、クソが」
女子たちは怖がっていて。
男子たちはキレていて。
廊下には、様子を見に来る
生徒がたくさんいて。
「あ?生意気なんだよ、ガキが!」
あたしの腕を掴んでいた男が。


