一緒に、歩こう





「先生も一緒にね~。この学校案内して」




「それいいじゃん、そうしよ!」




なんて、勝手に話を進める彼ら。

あたしは否定をしようとするも、

腕を掴まれ引っ張られる。




「は、離しなさい!」




「細い腕~!女の子って感じ!」




抵抗しても敵わなくて。

でも誰にも助けを求められない。

生徒に、助けなんて。

求められない。

でも。





「やっ…」




「おめーら」





教室の入口。

あたしが掴まれている腕を、

思い切り振り払おうとしている時。





「いい加減にしろよ」




いつの間にか、隣には隼人がいて。

そしてあたしの腕を掴んでいる

男の腕を離してくれた。