一緒に、歩こう






「え、やば~!もう飾り付け終わってるし!」




「男子来るの早いじゃん。何ごと?」




準備のために、と

早く登校してきているはずの

女子たちよりも

早く男子が来ている。

女子たちには信じられない、

と言いたげな表情だ。





「てか、まず矢野がいることが気持ち悪い!」





「そうだよ!それに、土屋たちも。どうしたの?」





女子たちは、少し気に食わない部分を

直したりしながら、早く来た男子たちに

向かってひどいことを言う。





「あ?来たっていいだろ、文化祭なんだからよ!」





土屋くんや、他の男子は

女子に言われっぱなしで

黙っていられない様子。

隼人はというと、

早起きで疲れたのか

イスに座ってぐったりしている。





「先生~、気持ち悪いよね?」





「ざけんな。俺ら頑張ってたよな、先生!」





女子と男子に挟まれる。

早く来て頑張ったと言う男子の

気持ちも分かるし、

いつも来ない男子が来ていることに

違和感を感じている女子の

気持ちも分かる。

困り果てていた時。