一緒に、歩こう






「朝比奈、ありがとね」




「な、何がですか?」




まだ救護してないけど、とか

思いながら返答する。

先生は突然何かを言うから

たまったもんじゃない。





「隼人と一緒に居てくれて」





「え、その…こちらこそ」





沈黙が走る。勝手にあたし1人

気まずくなってしまう。





「隼人はさ」




「…はい」




「中学の頃からどうしようもない子でさ」





突然先生は、隼人のことを

話始めた。





「学校はちゃんと出ないし、出ても教室行かないし。ずっと保健室にいたのよ」




「そうなんですか…」




「あたし、隼人の中学の保健医やってたんだけどね。まぁ、問題児で」




「あ、そうだったんですか?」




初めて聞くことだらけで、

少し驚きながらも

耳を傾けて話を聞く。