「んだよ、あっち行けよ」
うっとうしそうに、あっち行けと
言う隼人に、みんなはお構いなし。
「何でここで食べてるのー?」
「あっちで一緒に食べようよ!」
と、女子たちが彼を誘う。
「次の競技の作戦立てようぜ!」
「みんなもいるぞ?」
と、男子たちも彼を誘う。
隼人はもはや溜息をついていて。
「俺ここで涼んでんの。おめーら先向こう行ってろよ」
友だちに誘われているのに、
一緒に行こうとしない隼人。
あたしは見ているしかなくて。
「先生今日も可愛いね!」
「超可愛い!」
「あ、先生も一緒に食べない?向こうにクラスの子いるよ!」
1人の女子があたしを誘う。
でもあたしは、断るしかない。
「ごめんね。先生、救護の所にいないといけないんだ」
えー、と残念がる生徒の反応に、
少し嬉しかったりして。
「これ食ったら行くから、先テント行ってろって」
「分かった。早く来いよな!」
隼人は軽く頷いて、食事を再開する。
あたしは少し心配になった。


