一緒に、歩こう






「やめ、なさいっ!」





あたしは必死に隼人を引き離す。

上に覆い被さる隼人は、

機嫌が悪そうな顔であたしを見つめる。





「んだよ、別にいいだろ」





「ば、場所を考えてよ!もう少しで見つかる所だったじゃない!」





そう必死に伝えるのに、

隼人は聞く耳を持たずに

あたしを抱きしめる。





「抱きたい」





「っ、帰ってからね!」





「今すぐ」





「ダメだって!本当ダメよ!」





こんなに抵抗したのは初めてだと、

断言出来る。

隼人はもはや意地悪な笑みを

浮かべていて。






「ヤる。何言ってもヤる」





「…はぁっ?!」





今度はあたしを完全に

ベッドの上に寝かせて、

あたしの上に腰を下ろす。






「はーやーと!ダメだっ…、」





「静かにしねぇと見つかる」




いやいやいや、だからね。

こんなことしてることが、

見つかる原因なんだってっば!