一緒に、歩こう





「あんな顔した男の相手なんかして楽しかったのかよ」





「何言ってっ、…楽しくなんてないわよ」





きっとこれは、隼人なりの嫉妬。

何よ、可愛いじゃない。





「や、でもいい子だったし。ちゃんと手当てはしてあげたわよ?」






少しからかうように、意地悪を言う。

すると隼人は動きを止め、固まる。

ちょっと、言うこと間違えたかな…。





「嘘よ?…隼人、間に受けな…」





「黙れ、ばか」





隼人はそう口にして、

強引にあたしにキスをした。

このキシキシ言う、ベッドの上で。

そこに。







「白石先生?」






ガラガラという音と共に、

聞き覚えのある声が聞こえてきた。

きっと、その人物は1年生の担任の先生で。





「…あれ、いないな」





いないな、と言いながら

まだ出て行かない様子。

なのに、隼人は。





「っ、…やっ」





あたしの首筋に顔を近付けて、

甘い息を漏らす。

あたしは反応して、

抑えながらも小さく息を漏らしてしまう。

見られたらいけないのに。

バレたらおしまいなのに。

体が言うこときかなくて。






「どこ行ったんだろ…」






1年の担任の先生は、

諦めたのか保健室を出て行った。

また静寂な雰囲気が保健室に

戻ってくる。